銅造阿弥陀如来坐像(どうぞうあみだにょらいざぞう)は、銚子市馬場町の飯沼観音境内に安置されており、「銚子大仏」の名で多くの人に親しまれています。鋳造青銅製(ちゅうどうせいどうせい)、座高305センチメートル、蓮華座高108センチメートルで、正徳元年(1711)に建立されました。

正徳元年(1711)に建立され、鋳造青銅製(どうぞうちゅうぞうせい)、座高305センチメートル、蓮華座高108センチメートル。現存する江戸時代に造られた大型鋳造(ちゅうぞう)大仏の中でも特に力強い造形で、製作技法に独自の特徴が認められることから、同様の仏像の研究を進めるうえで重要な一体といえるものです。
願主や施主の銘はありますが、残念ながら鋳物師(いもじ)(代表製作者)に関する銘はありません。
また、寺内関係者、近在村の村役人をはじめ、個人名や念仏講などの集団名が刻まれており、その数は約2,200名に及びます。
同寺所蔵の寛文9年(1669)製作の釈迦涅槃図(しゃかねはんず)は数多くの関西方面出身者の寄進によるものでしたが、本像には関西方面の寄進者名は見られません。飯沼観音の信仰の広がり、地域構造を知ることのできる貴重な資料です。
