樹齢150年以上と推定されるイヌマキが東光寺の境内を取り囲むようにまとまって生育し、県内でも数少ないマキの群落です。その最大のものは、樹高19.5メートル、幹径1.32メートルです。
マキは千葉県の県の木として知られ、イヌマキとラカンマキがあり、高木常緑樹です。東光寺(とうこうじ)のマキはイヌマキで、イヌマキの分布は、日本では関東以西の太平洋沿岸から四国、九州、沖縄とされています。
東光寺は、貞永元年(1232)の創建と伝えられ、境内は、およそ16,500平方メートルで、これを取り囲むように樹齢150年以上と推定されるイヌマキが39本生育しています。その最大のものは、樹高約19.5メートル、胸高直径132センチメートル。最小のものは、樹高約15メートル、胸高直径52センチメートルです。
巨大なイヌマキが、39本もまとまって生育している地は、千葉県でも数少なく、学術的に貴重なマキの群落です。