特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)により、飼育・栽培・保管・運搬・輸入が原則禁止されている動物や植物です。
旺盛な繁殖力で他の植物を締め出し、生態系に悪影響を及ぼしかねないため、市ではオオキンケイギク・アレチウリ防除実施計画を策定し、オオキンケイギクとアレチウリの駆除を計画的に行い、市内全域からの根絶を目標としています。
この防除実施計画は環境省へ防除の申請をし、認められました。このことにより、個人、ボランティア等による特定外来生物の防除は、防除実施計画の防除従事者台帳に登録することにより、市が行う防除の一部として実施することが可能となりました。
オオキンケイギクは北米原産の多年草で、5月から7月にかけて黄色のコスモスに似た花を咲かせます。強靱でよく生育することから、かつては工事の際の法面緑化に使用されたり、苗が販売されたりしていました。しかし、あまりに強く、いったん定着してしまうと在来の野草の生育場所を奪い、周囲の環境を一変させてしまうため、平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました。
オオキンケイギクは地下茎でも増えるため、地上部を刈り取っただけでは翌年また同じ場所に生えてきますので、根元から引き抜き、その場でビニール袋に入れて枯渇するまで数日放置し、可燃物として処分します。
アレチウリは北米原産の一年草で、日当たりのいい河原や土手に広がり、葉やツルはざらつき、ツルには白い毛が生え、ウリ科植物特有の巻ヒゲで他の植物に絡みつき、驚異的な生育速度と繁殖力で密生します。平成18年に外来生物法に基づく特定外来生物に指定されました。
アレチウリは一年草なので冬には枯れてしまいますが、ツルは丈夫なので枯れても絡み合ったまま残ります。
アレチウリの芽生えは5月から10月頃まで続きますので、成長する前にこまめに抜き取るのが効果的です。抜きとったら、その場でビニール袋に入れて枯渇するまで数日放置し、可燃物として処分します。
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