社伝によると平安時代初期の大同2年(807)の創建とされています。本殿は、延宝8年(1680)の建立で、正面三間、側面二間の三間社流造(さんげんしゃながれづく)りで、屋根は檜皮葺(ひわだぶき)です。天井、側壁の彩色画等には、豪壮で華麗な桃山時代の特色がよくあらわれています。
猿田神社本殿は現在、保存修理工事を行っています。
猿田神社は、社伝によると平安時代初期の大同2年(807)に社殿が建立され、猿田彦大神(さるたひこのおおかみ)、天鈿女命(あめのうずめのみこと)、菊理媛命(くくりひめのみこと)を祀っています。
この本殿は、正面三間、側面二間の三間社流造(さんげんしゃながれづく)りで、檜皮葺(ひわだぶき)の屋根の棟に千木(ちぎ)、勝男木(かつおぎ)を置き、正面に唐破風(からはふ)の向拝(こうはい)がつけられています。周囲には、高欄(こうらん)つきの縁をめぐらし、正面三間に両開桟唐戸(りょうびらきさんからど)を用い、両側面と背後に狐格子(きつねごうし)をはめています。本殿内部は、一間通りを外陣(げじん)とし、後部一間通りは、外陣より一段高くして内陣(ないじん)とし、三基の宮殿(くうでん)を安置しています。
また、天井、側壁の彩色画や向拝・虹梁(こうりょう)・持送(もちおく)り・手挟(たばさみ)等の籠彫(かごほり)には、豪壮で華麗な桃山時代の特色がよくあらわされています。
本殿は、棟札によると延宝8年(1680)の建立で、現在の屋根は平成2年に葺き替えたものです。
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