家庭ごみの約8割は、可燃ごみとして出されています。
そのうち約半分が生ごみと紙ごみです。
まず、生ごみの減量について、3つの点に注意をして市民の皆さん一人ひとりがごみの減量に取り組んでみましょう。
手つかずで捨てられる食品のうち、賞味期限前のものが3割、期限後2週間以内のものが3割といわれています。
大切なのは、食材の保存場所を決めておくことです。食材の使い忘れや二重買いを防止できます。
買い物に行くときには食材の保存場所を見て、買い物メモを作っておくと余計なものを買わなくて済みます。
食べ残しを減らすために、食べきれる分量を把握して料理を作りましょう。
また、開封した食材は食品ロスの予備軍です。賞味期限前でも開封したら早めに使い切るようにしましょう。
(注釈)4人家族で年に約6万円相当の食品を捨てている、との報告もあります。
食材の使い切りと食べ残しを減らすことは、環境にも家計にもよいことです。
生ごみの約8割は水分です。
水を含んだ生ごみを燃やすには、たくさんのエネルギーが必要となり、ごみ処理の負担が増えます。
負担を少しでも減らすために水切りネットなどを使ってなるべく水分を取るようにしてください。
また、水分を多く含んだままだと、ごみが重くなりごみ出しもたいへんです。
水切りで少しでもごみを軽くしましょう。
生ごみ減量の注意点の1と2は、食品ロスの削減につながる取り組みです。
ほかに食品ロスの削減につながる取り組みとして「30・10(さんまる・いちまる)運動」があります。
この運動は、宴会の最初の30分と最後の10分は席に座り料理を食べようという運動です。
宴会で幹事が声掛けをすることで食事を楽しむ時間をちゃんととって食べ残しを減らそうというもので、食べ残しが4分の1に減るという調査もあります。
宴会やパーティーなどで「30・10(さんまる・いちまる)運動」を実践し、食品ロスの削減を推進しましょう。