令和5年2月1日より、緊急地震速報の発表基準が変更されます。これまでの緊急地震速報は、震度の予想によって発表されていましたが、緊急地震速報の発表基準に、長周期地震動階級の予想値が追加され、長周期地震動階級3以上を予想した場合でも、気象庁より緊急地震速報(警報)の発表が行われます。
【変更前】震度5弱以上を予想した場合
【変更後】震度5弱以上または長周期地震動階級3以上を予想した場合
発表基準 | 震度5弱以上を予想した場合 +(または) 長周期地震振動等級3以上を予想した場合 |
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対象地域 | 震度4以上を予想した地域 +(または) 長周期地震振動等級3以上を予想した地域 |
(注意)緊急地震速報(予報)の発表条件には、長周期地震動階級1以上を予想した場合を追加します。
大きな地震で生じる、周期(揺れが1往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを長周期地震動といいます。長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることがあります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、地震が発生した場所から数百キロメートルはなれたところでも大きく長く揺れることがあります。長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、大きく移動したりする危険があります。
長周期地震動階級とは、固有周期が1・2秒から7・8秒程度の揺れが生じる高層ビル内における、地震時の人の行動の困難さの程度や、家具や什器の移動・転倒などの被害の程度から4つの段階に区分した揺れの大きさの指標です。
階級 | 状況 |
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階級1 |
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階級2 |
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階級3 |
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階級4 |
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詳しくは「長周期地震動について(気象庁ホームページ)」をご覧ください。