銚子ジオパークのみどころをめぐることで、日本列島の形成や銚子半島の成り立ち、銚子の文化・歴史・産業などを楽しく学ぶことができます。
ここでは銚子ジオパークの主なみどころを紹介します。
屏風ケ浦は下総台地が海の波によって削られた崖です。千葉県銚子市犬岩から旭市刑部岬まで約10kmにわたって連続しています。切り立った落差約20mから60mの崖は、比較的柔らかい地層からできており、かつては年間50cmから100cmも波浪の影響で削られていました。常に削られていたおかげで、崖面に植物があまり生えず、地層の縞模様が美しい特徴的な崖が形成されました。
犬岩は風化・侵食によりまるで耳を立てた犬のように見える岩体です。
愛宕山(高神愛宕山)、千騎ケ岩と同じく砂岩・泥岩からなる千葉県最古の地層で、できた年代ははっきりわかっていませんが、約2億年ころと推定されています。
銚子半島の東海岸の黒生から長崎鼻にかけて、1億3000万年前から1億年前の白亜紀(恐竜時代)の地層を見ることができます。
犬吠埼は1億2000万年前の地層です。階段で降りて観察することができる海岸は、この時代の浅い海の海底の痕跡を数多くみることができる学術的に貴重な地層です。そのため「白亜紀浅海堆積物」として国の天然記念物に指定されています。
銚子ジオパークミュージアムでは、銚子の大地の成り立ちのほか、それにかかわる人の暮らしや歴史、銚子の自然などを学ぶことができます。アンモナイトをはじめ、銚子ジオパークのお宝がたくさん見られます。