昭和28年(1953)に建築された磯角商店は、銚子港の廻船問屋であったと伝えられています。船底状の折上天井を張った座敷や、随所に施された鯛や帆掛船の彫刻など、港町銚子にふさわしい意匠を伝えています。
磯角商店は、銚子港の廻船問屋であったと伝えられています。
平成26年(2014)に国の登録有形文化財に登録されました。
現存するその主屋は、昭和28年(1953)に建てられたもので、木造2階建の和風住宅の南面に、洋間の応接室を張り出し、ガラスブロックの塀を配しています。和洋を取り混ぜた構成で、内装には檜、杉、黒柿、もみじ、欅、栃、桜など、種々の木材を使っており、工夫を凝らした造作がみられます。
その特徴として、2階には船底状の折上天井を張る座敷を設け、随所に鯛や帆掛船の彫刻を施し、廻船問屋を意識した港町にふさわしい意匠を伝えています。
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