洋上風力発電事業について、銚子市沖の海域が、再エネ海域利用法に基づく促進区域に指定されたことは大きな前進です。
今後、公募占用指針が示され、発電事業者の選定手続きが進められることになります。地域とビジョンを共有し、地域振興に地元と共に取り組む事業者の選定を強く望みます。
銚子は、水揚げ量9年連続日本一を誇る漁業のマチです。「漁業との共存共栄」の理念をもって漁業振興に具体的に取り組むこと、地元の産業界と連携・協力し洋上風力発電を地域経済の活性化へとつなげること、名洗港を利活用することを希望します。
促進区域の近くには「名勝・天然記念物」である屏風ケ浦があります。美しい海岸景観と調和し、周辺環境に配慮した、観光資源としても魅力的な風車の配置に期待しています。
洋上風力発電事業を漁業振興・産業振興・経済発展につなげる「銚子モデル」を実現するため、銚子市として全力で取り組んでまいります。
令和2年7月21日、銚子市の南沖合の海域(3,948.7ヘクタール)が洋上風力発電事業を推進するための「促進区域」に指定されました。
「促進区域」は、漁業者など海域の先行利用者や地域との調整を図ったうえで、洋上風力発電に関する統一的なルールを定めた法律(再エネ海域利用法)に基づき国が指定します。「促進区域」の指定は、長崎県五島市沖に次いで全国で2例目(秋田県沖2か所も同時指定)です。
今後、国は、銚子市沖の促進区域内で発電事業を行う事業者を公募します。公募で選ばれた事業者は、環境の影響を事前に調査したうえで、建設工事を開始します。発電設備完成後、20年以上にわたって発電が行われます。
