「第3期銚子市しごと・ひと・まち創生総合戦略」策定にあたり、市民の皆さまから意見募集(パブリックコメント)を実施しました。寄せられたご意見(要旨)とそれに対する市の考え方は、次のとおりです。貴重なご意見ありがとうございました。
令和7年3月7日(金曜日)から令和7年3月25日(火曜日)
意見提出数 4人(13件)
番号 | 寄せられたご意見(要旨) | 市の考え方 |
---|---|---|
1 | 若者の求める仕事 具体的にどういった仕事なのか。アニメ作り、コンサルティング、投資、デジタル等もう少しまとを絞ってほしい。 | 戦略では、地域にある産業を維持・発展させることで、稼げる地域をつくり、やりがいを感じることのできる魅力的なしごと・雇用機会を創出する方向性を定めています。また、デジタルの力を活用することで、今ある仕事を若い世代が求める仕事に変えていく努力も必要です。 |
2 | PDCAサイクル 結果をもっとみんなに知らせてほしい。 | 総合戦略の進行管理では、外部有識者を含めた総合戦略検証委員会による効果検証を実施しています。検証結果については、市ホームページで広く公開しています。 |
3 | 新しいつながりが作れる情報が行き渡っていない。 | 市内でもさまざまな主体による活動が展開されていますが、市で把握できる範囲にも限界があります。各活動主体においてもデジタルの力を活用するなど簡便な方法で情報発信をお願いしたいです。市においても把握できた情報は、行政の中立性に配慮した上で、市民に有益な情報は積極的に発信していきたいと思います。 |
4 | 誰もが活躍できる状況なのでしょうか。象徴としても何か活躍している例を教えてほしい。 | 市内で活躍する個人・団体などについては、不定期に市の広報紙で紹介しています。 |
5 | ジオパークと日本遺産では地域の連携をとろうとしている動きがない。 | それぞれの取組は、基本目標4(地域で連携し、安心で魅力的なまちをつくる)に位置付けています。多様な主体が連携した取組を目指しており、今後も努力が必要であると思います。連携に向けては、目指すべき方向性について共通認識を持つことは重要ですが、個別の取組においては、それぞれの団体の自主性を尊重することが、活動を継続する上では必要であると思います。 |
6 | 自主防災組織の銚子のカバー率は、いすみ市(16.7%)、芝山町(17.4%)に次いで低い値であり、県平均の69.3%よりもかなり下回っている。目標値の設定を見直してはどうか。 | 本市の自主防災組織のカバー率が県平均を大きく下回っていることについて、真摯に受けとめています。現在カバー率の抽出方法の精査を含め、自主防災組織の支援事業や、市内防災士の協力を仰ぎながら自主防災組織発足支援などを行い、カバー率の向上を図っているところです。2023年度末のカバー率と比較し、現在自主防災組織が増加していることもあり、次回の時点修正時には目標値の設定を行う予定です。 |
7 | 具体的な取組一覧中、(12)銚子版DMOによる観光まちづくりの推進について
「観光業を活性化する」と有りますが、銚子版DMOの取組を支援する内容を推進するには、「観光庁」などの有利な補助金を活用する必要がある。いつ有利な補助金事業が出てくるかわからないため、いつでも対応できるように「観光業を推進活性化を行う」に表現を変更してはどうか。 |
観光関連事業者と連携を図り、有益な情報はしっかりと共有していきたいと考えますが、表現については現行のままとさせていただきたいと思います。 |
8 | 具体的な取組一覧中、(13)スポーツツーリズムの促進について
「スポーツ施設を良好な状態に状態に整備することで誘客につなげる」と有るが、市内ではインバウンド客の利用者も増加している。しかし、旅館組合が中心で行っているレンタサイクル事業は、台数が不足している状態です。他の民間事業者も台数を増やしいるが、対応力の不足で、時間を限った営業や不定休日に当たるなどにより、希望者が利用できないことがある。レンタサイクル事業の整備も追加して欲しい。 |
主に観光客の二次交通手段として、人気があるレンタサイクル事業については、「スポーツツーリズムの促進」とは別の視点・取組((14)観光地としての景観魅力の向上)において、追加記載したいと思います。 |
9 | 具体的な取組一覧中、(14)観光地としての景観魅力の向上について
事業内容に、「主要観光施設へ案内標識・案内版の整備やデジタル技術を活用した仕組みの導入」を盛り込んで欲しい。また、主要観光施設は建築されてからかなりの年月が経過しているため、施設内のエアコン、トイレ、外壁、内装などに痛みが出てきている。「景観機能」と「銚子を満喫して頂く」為の整備もお願いしたい。 |
デジタル技術などを活用した案内については、取組内容に加えます。観光施設の具体的な修繕については、景観機能の向上の一環として、今後、検討していきたいと思います。
また、レンタサイクルについては、ウォーキングコースの整備に代えて、レンタサイクルの取組促進を追加したいと思います。 |
10 | 具体的な取組一覧中、(15)外国人観光客の誘致促進について
駅中にある観光案内所では、インバウンドを目的とした外国の方が毎日訪れています。国籍も幅広く、案内所では、単なる日本語での案内業務以外にもさまざまな対応が求められているため、スキルアップをするための方策を入れて欲しい。
また、多言語翻訳機の導入や外国人観光客のためのインフラ整備も行って欲しい。 地域おこし協力隊の活用も進めて欲しい。 |
銚子市においても、個人レベルの外国人観光客が増加しており、国籍も多岐にわたっています。無料の翻訳アプリや千葉県が提供している「CHIBA”おもてなし”多言語コミュニケーションシート」などの活用により対応を図っていきたいと考えます。また、必要に応じて、地域おこし協力隊や地域活性化起業人にも協力をお願いしたいと思います。 |
11 | 具体的な取組一覧中、(16)長期滞在・交流型ワーケーションの推進について
「ワーケーションの普及」も必要だと思いますが、市内事業所の人材確保につなげるならば、中学生、高校生、大学生の保護者に対して、市内の各事業所の見学や体験、相談を行うことが、人材確保につながるため可能性が高いと思うので、モニターツアーの実施をお願いしたい。 |
現時点では保護者向けのモニターツアーの実施予定はありませんが、市ではホームページにて市内事業所の仕事内容を動画で紹介しています。また、保護者が対象ではありませんが、銚子商工会議所では高校生を対象とした地元企業説明会を実施しているところです。
市は、銚子公共職業安定所、近隣市や商工会議所などの団体で構成される雇用対策推進協議会に参加していますので、その会議の場などでも雇用に関する先進的な取組などの情報の交換に努めていきます。 |
12 | 具体的な取組一覧はどれも必要な事業であると思うが、それらを進めていくためには、21ページの「4 施策推進の基本姿勢」有るとおり「行政が市民、地域、団体、企業などと情報を共有し、官民連携・異業種連携・政策間連携を推進」して目的や役割、責任を明確にするための議論と対話を進め、市民参加・協働によるまちづくりを進めていくことが、第2節以降の具体的な施策とその成果に結びつくと思う。
そのためには、まずは「観光推進事業協議会」の対応をDMO観光協会に予算付けした形で実行して欲しい。 |
DMOの本来の目指すべき姿・あるべき姿は、地域の「稼ぐ力」を引き出す・観光で稼げる地域法人とされています。先ずは、自立・自走を前提とした事業計画を検討していただければと思います。 |
13 | 「人口減少下でも生きやすく、シビックプライド(Civic Pride)を持った銚子」という前向きな認識の醸成と、実際のアクション策を作って取り組んでいってほしい。
「第2章第1節 4 施策推進の基本姿勢」にある、「まちづくりや市の施策に関する情報発信を充実させるとともに各種研修会の開催により市民がまちづくりに接する機会を」では、今後、町内会単位から各種団体間連携まで、例えば各地区で年間3回実施などの目標を立てて、進めていってほしい。
住民参加型のイベントやプロジェクトを支援するための環境・枠組みの整備や実際の事例をより市民に認知させて、地道であっても一歩一歩進めていく覚悟が必要と思う。既に行ってこられたと思うが、立地状況や環境など銚子市の参考になりそうな他市の事例など、実際に行ってみるなりして、調査し情報を集めて活用していただくと良いと思う。 若者を主体として進むデジタルものづくりで銚子はどんどん変わっていくと思うし、地域おこし協力隊の活動には大いに期待している。応援者をひろげて「自分事」として考えていくまちづくりが、銚子のシビックプライドをあげていくことになるのではないか。 |
いただいたご意見に参考としまして、引き続き総合戦略に基づく施策を推進していきます。 |
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