我が国の戦後における産業経済の発展は、技術革新を基調として、目覚ましいものがあり、私たちの生活を物心両面にわたり豊かにした。
しかしながら、この間、産業経済活動に起因する諸問題により、国民の生活環境、なかんずく人類を含むすべての生物の生存基盤となる自然生態系への負荷の増大が憂慮されている。
特に、事業活動により排出される産業廃棄物の問題は、緊急に解決すべき重要な課題となっている。
本市は、地形的に谷津地が多いことから、産業廃棄物最終処分場の設置が企図され、かつ、市域内外から搬入される廃棄物の不法投棄により地下水や河川の汚染など、地域の環境保全の見地から放置できない状況にある。
よって、本市の自然環境を破壊し、環境汚染を引き起こすおそれのある産業廃棄物最終処分場の設置と廃棄物の不法投棄を防止するため、ここに銚子市を「産業廃棄物最終処分場設置反対・不法投棄しないさせない都市」とすることを宣言する。
(平成7年6月29日)