学校法人加計学園から銚子市に、千葉科学大学・同附属高等学校の設置者変更について連絡がありました。
学校法人加計学園と沖縄県で高等学校及び幼稚園を運営している学校法人大城学園の協議がまとまり、令和8年4月に千葉科学大学・同附属高等学校の設置者を学校法人加計学園から学校法人大城学園に変更するための認可申請書が所轄庁に提出されることになりました。
学校法人加計学園では、ホームページで同内容の発表をしています。また、学校法人大城学園もホームページで同内容の発表をしています。
千葉科学大学(銚子市潮見町)を設置・運営する学校法人加計学園は3月14日、令和8年4月に設置者を学校法人加計学園から、沖縄県名譲市の学校法人大城学園に変更するため、認可申請書を所轄庁に提出することを発表しました。(1)大学名称(2)大学の目的・教育方針・教育目標(3)学部・学科構成(4)入学定員・収容定員(5)教職員の雇用・雇用条件(6)学納金や奨学生への対応等は変更せず、附属高等学校の引受けについても大学と同じ条件とすることが示されています。
「設置者変更が認可されれば、在学生・在校生や卒業生、教職員も今までどおりの教育や研究を継続できることになります。そして千葉科学大学・同附属高等学校を応援してくださっている皆様とともに、地域貢献に尽くしていけるものと確信しておリます」と述べられています。
銚子市はこれまで「私立大学としての存続」を第一に要望してきましたので、設置者のスムーズな移行と今後の大学運営に協力してまいります。
大城学園が沖縄県名護市で運営するエナジックスポーツ高等学院は、「世界へ翔く、トップアスリートの育成」をスローガンにスポーツにも力を入れ、野球部はこの春のセンバツ甲子園に初出場します。大城学園のノウハウを生かした千葉科学大学でのスポーツ展開も期待されます。
千葉科学大学については一昨年10月、加計学園から銚子市に「千葉科学大学の公立大学法人化に関する要望書」が提出されました。有識者などからなる検討委員会を5回にわたって開催し、「公立化の可能性」「千葉科学大学の今後のあり方」について議論いただきました。昨年8月の委員会答申は「18歳人口の減少をはじめとする厳しい大学運営を取り巻く環境を踏まえ、公立大学法人として運営がなされることは、銚子市の財政負担の増加等の可能性も考えられる」として、「千葉科学大学は、私立大学として運営が継続されることが望ましい」と結論づけました。答申を踏まえ銚子市は加計学園に 「私立大学としての運営」を第一に求める回答書を提出しました。
「私立大学」のまま千葉科学大学と同附属高等学校が継続されることは、検討委員会答申と銚子市の要望にかなうもので、加計学園・大城学園のご努力に感謝します。
千葉科学大学は約1400名が在学し、コロナ禍のPCR検査、学生消防隊やスターラビッツの防犯・防災活動、看護学部「まちの保健室」による市民の健康サポート、ジオパークの推進など、大きな地域貢献を果たしてきました。少子化による厳しい経営環境は続きますが、大学運営の継続に市として協力し、官学連携によるまちづくりを進めてまいります。
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