3年ぶりに銚子に帰省し、いろいろ気になることがありましたので意見させていただきます。まず、中心市街地の衰退ぶりがひどすぎます。香取海匝地区最大の人口集積地とは思えません。政治の無策があると思います。道路整備を行い、未来へのビジョンをしっかりさせてのまちづくりをしていただきたいです。たとえば、ドバイのようなワクワクするまちづくりをすべきです。イオンモールへの送迎バス。これも無料にすべきでしょう。聞けば駅前あたりの商店街が反対したとの声を聞きましたが、郊外のショッピングモールとは共存共栄で、人の流れを活発にしてこそできる活性化があると思います。もっとも言いたいのは、銚子の強みを生かして人もモノもカネも引っ張ってくる、市長の決断です。ドバイのようなと申し上げましたが、銚子は夏すずしく冬あたたかい。地盤もしっかりしている。そういった地勢的メリットを最大限にPRして移住者や企業を誘致すべきです。中心市街地に10階建て以上のマンションがいくつかあってもよく、コンパクトシティづくりとあわせて、「高齢者がクルマがなくてもことたりる街」に変革すべきです。
本市の中心市街地は、人口減少に伴い賑わいの場が失われ、魅力が減少していることについて、まちづくりの方針・ビジョンを示す銚子市総合計画においても課題として掲げ、活性化策を市民・地域と行政の協働で検討していく方針としています。まちの表玄関となる銚子駅周辺の賑わいの創出は、人口減少対策として若い世代が住みたくなるまちを目指すうえでも、観光地としての魅力向上を目指すうえでも重要であると考えています。また、広域幹線道路の整備など東京方面のアクセス向上は、住民にとっての利便性向上に留まらず、企業活動を行う上でも重要な要素であると認識しており、現在すでに計画がされている「銚子連絡道路」と「国道356号線バイパス」の整備を着実に前進させるため、官民一体となって国・県への要望活動を行っているところです。銚子駅からイオンモール銚子に向かうバスは、路線バスとして運行している性質上、無料化は難しい状況です。なお、市内各所からイオンモール銚子へのアクセスについては、毎週火曜日に限られますが、無料のシャトルバスが運行されています。銚子は、屏風ケ浦や君ケ浜など自然が作り出した雄大な景観美を有する一方で、全国屈指の水揚げ量を誇る銚子漁港からの水産物や「夏涼しく冬暖かい」気候を生かした農業から生まれる農産物など豊かな食資源に恵まれているほか、強固な地盤により地震に強い地域であることなど、多くの資源・強みを有しています。市が抱える課題は一朝一夕に解決できるものではありませんが、様々な資源や強みを生かしながら、若い世代の求める「しごとづくり」を行いつつ、高齢世代でも住みやすいコンパクトな都市構造への転換を目指し、市民、企業、関係団体と連携して取り組んでいきます。
雲室上人作「てうしの真影巻」か「銚港観海岸帖」を、銚子市または千葉県指定文化財に指定し、文化会館か芸術村に展示して、年間を通して観光客のくる銚子にしてください。帰ってからも銚子の魚の加工品を買ってもらえる流れをつくってください。
このたびは、文化財2点を県または市の指定文化財とし、展示をすることにより観光振興へ利用するご提案をいただき、ありがとうございます。市の文化財指定とするためには、文化財所有者の同意を得たうえで、専門家による調査を実施し、市の文化財審議会の意見を聞く必要があります。文化財所有者の意向を踏まえながら、観光振興面の利用と併せ、検討していきたいと考えています。なお、近年、歴史資料等を観光誘客のために使用する自治体も増えており、本市は収蔵資料をデジタルアーカイブ化し、観光誘客につなげようと本年4月から公開し、歴史資料等の活用を進めているところです。