市長への手紙 Q&A（令和7年5月分）

近所に野良猫が多く、事故などで傷ついた姿を子どもたちが見ており心配です。現在、銚子市では飼い犬・猫への不妊去勢手術の助成があるのに、野良犬・猫へは支援がありません。野良犬・猫は人間の無責任で生まれ放置されています。飼い主が死去した際などに猫がそのまま引き取られず放置され繁殖している例もあります。今後の野良猫対策や助成について市の考えを聞かせてください。野良猫・犬にも助成をすべきだと思います。

野良猫が増える背景には、不妊去勢手術を施さない放し飼いや室内での複数飼い、野良猫同士による繁殖などがございます。野良猫に関する相談先は保健所となりますが、銚子市では、野良猫に餌を与えるだけで不妊去勢手術や糞尿の始末を行わないことによる、近隣の方からの生活環境被害に関するご相談が多いことから、保健所と連携し現地確認を行い、こうした行為が確認されれば、保健所職員とともに行為者にその猫を飼うよう指導しています。

今回の助成制度では、餌やりだけをしている方が自らの猫として責任を持って飼うのであれば助成の対象となります。
この制度を適切に運用し、望まない猫の繁殖を抑え、野良猫が増えないよう努めてまいります。

また、飼い主がいなくなった猫についても、保健所や動物愛護センターが対応し、新たな飼い主へ譲渡される可能性があります。今後、具体的な場所などをお知らせいただければ、現地確認のうえ、適切に対応します。

なお、昨年から銚子市では猫よけ器の貸し出しも始め、一定の効果が出ています。野良猫対策は始まったばかりで、引き続き地域や関係機関と連携しながら、動物の命を大切にしつつ、生活環境の保全に努めてまいります。