これまで「市長への手紙」(市政提案箱、市政提案メール)に寄せられたご意見、ご提言とその回答についてご紹介します。
(注釈)「市政提案箱」は市役所庁舎1階エレベーター前に設置してある意見回収箱です。
2023年に銚子市に引っ越してきました。
引っ越し当初、再就職口は容易に見つかると考えていましたが、実際は1倍を切る有効求人倍率と年齢による再就職口の少なさでした。今月に入ってようやく施設管理の仕事を得ることができましたが、一時期は別の町に引っ越すことも考えました。
今、銚子市にお願いしたいのは、少しでも多くの企業を銚子市に招致して、銚子市を仕事とプライベートの両立できる街にすることです。銚子市はマリンスポーツの拠点としても魅力的な町であると常々考えています。多くのマリンスポーツ愛好者が他県から長距離移動して来ているのですから、働く場所が増えれば自ずと人口も増えると考えます。子育て支援や高齢者介護支援も大事ですが、まずは働く場所を拡充して、他県から多くの人を呼び込めるまちづくりをお願いしたいです。
同様に東関東自動車道の銚子への延伸や千葉東金道路へのアクセス改善も隣接する自治体と連携して実現してほしいです。
まずは本市を移住していただき御礼申し上げます。
銚子市は、昭和40年をピークに50年以上人口減少を続け、近年は特に20歳から39歳までの若い世代の減少率が大きくなっています。
このまま人口減少が続けば、経済規模の縮小、医療、福祉、教育、保育、交通、消防、救急などの生活サービスの低下につながりかねない恐れがあるため、「働く場所があってこそ、人が集まり、まちが創られる。」という考えのもと、人口減少を食い止めるための「銚子市総合戦略」を策定し、新たな仕事づくりのほか、今ある仕事を若者にとって魅力あるものに作り替えるなど、「しごとづくり」を第一の目標として取り組んでいます。特に、令和10年開始予定の銚子沖洋上風力発電や関連産業の誘致を実現し、仕事づくりや雇用機会の創出につなげていきたいと考えています。
銚子には太平洋に面した豊かな自然があり、温暖な気候であることから、海釣りやサップ、カヤックなどのマリンレジャー、マリンスポーツも盛んな地域であり、市が抱える課題を解決していくことで、新たな移住者を呼び込むことが可能であると考えています。
特に首都圏へのアクセス向上は、住民にとっての利便性向上だけでなく、企業活動を行う上でも重要な要素であり、圏央道に接続する「銚子連絡道路」や東関道へのアクセス向上につながる「国道356号バイパス」などの整備を着実に前進させるため、官民一体となって国県への要望活動を行っていきます。
市が抱える課題は一朝一夕に解決できるものではありませんが、資源や強みを活かしながら、「しごとづくり」を行いつつ、さまざまな世代が住みやすいコンパクトな都市構造への転換を目指し、市民、企業、関係団体と連携して取り組んでいきます。
以前、銚子市地域雇用創造協議会が進めていた妊活菅原大神お産宮ツアーを引き続き進めてほしい。
また、銚子市の歴史にゆかりのある千葉氏、東氏、海上氏の歴史を観光に活かしてください。
銚子市地域雇用創造協議会が実施していた妊活関係の事業である「菅原大神お産宮ツアー」の今後の予定、再開の可能性については、市では把握しておりませんが、以前、同ツアーで実施していた温活やヨガ、マリンアクティビティなどは、特にテーマを妊活に限ってはいないものの、市内の各事業者が恒常的に実施しています。
また、事業者同士が連携を図り、イベントを企画するなど、観光客にも好評を得ています。
千葉氏関連の歴史は特に県外からの観光客にはあまり一般的ではないため、地域資源が数多ある銚子市において、現時点で新たな観光資源として磨き上げることは考えておりません。
なお、今回のご意見は銚子市教育委員会や(一社)銚子市観光協会にも共有させていただきたいと思います。