これまで「市長への手紙」(市政提案箱、市政提案メール)に寄せられたご意見、ご提言とその回答についてご紹介します。
(注釈)「市政提案箱」は市役所庁舎1階エレベーター前に設置してある意見回収箱です。
文化会館は現在閉館して久しいです。銚子市にとって必要な施設なので再開してほしいと思います。予算等の問題がいろいろあると思いますが、市民有志から寄付金を集めて実行したらいかがかと思います。
また、ここ数年いろいろなイベントが行われていますが、銚子市の伝統である大漁節などに力を入れてはどうでしょうか。
銚子市青少年文化会館は、施設の老朽化のため平成31年4月1日から休館していますが、市民の皆さまからは施設の再開や新たな文化ホールの整備などの要望をいただき、それに向けてさまざまな調査、検討を行い、その結果、今後、青少年文化会館を再開するために、建物を改修し安全対策を講じることが可能かどうかの調査を実施する予定であります。
また、再開にあたっては、建物の改修のみならず内部の設備の更新等も必要になることから多額の費用がかかることが明らかであり、それらの財源確保については引き続き検討してまいります。
銚子大漁節は、1864年、長引く不漁から未曽有の豊漁となり、漁師たちが漁船の守り神である川口神社に感謝の意を表すために作られ、その歌詞には、江戸後期の銚子の漁業の場景が盛り込まれています。今でも、盆踊りや宴会などさまざまな機会に踊られ、銚子市民にとって最も身近な民謡であり、暮らしに溶け込んでいると思っています。
このような中で、本市では、大漁節を後世に継承していくべきものと考え、小学校の授業でも大漁節の練習を行い、さらに市内の鳴り物保存会と連携して「郷土芸能のつどい」を開催し、継承活動に取組んでいるところです。
また、今後は、唄や踊りといった「郷土芸能」としてだけではなく、歌詞から読み解ける銚子の漁業の歴史資料としての側面も大切にし、「大漁節」の重要性を伝え、その魅力を高められるよう、市内観光事業者や鳴り物保存会などの関係者の方々と観光利用についても検討してまいりたいと思います。