これまで「市長への手紙」(市政提案箱、市政提案メール)に寄せられたご意見、ご提言とその回答についてご紹介します。
(注釈)「市政提案箱」は市役所庁舎1階エレベーター前に設置してある意見回収箱です。
子ども医療費助成の所得制限撤廃について(平成29年5月8日受付・市政提案メール)
意見・提言
越川市長は前回の市長選挙では、「子ども医療費助成の対象を中学校3年生まで拡大」の公約を掲げられ、当選後にその約束は即座に実施されました。しかし、この公約は残念ながら全市民を対象として実施されたものではなく、扶養義務者の収入による「所得制限」が設けられ、一部の子どもに対しては公約が実施されておりません。
所得制限のある家庭は、当然より多くの市民税を支払っているはずです。より多くの税負担をしている市民が、より多くの医療費負担を強いられるのは二重負担であり、この状況はある種の差別を受けているのと同じであると思わざるを得ません。
今回の市長選挙の公約では、「子ども医療費助成の対象を高校3年生まで拡大」と述べていますが、所得制限を撤廃した全市民を対象としたものであると信じてよろしいでしょうか。
回答
本市では、平成25年12月診療分から通院に係る医療費の助成対象年齢を中学校3年生まで拡大しており、平成28年度の受診件数は、76,000件以上で、助成金額は1億4,300万円に上ります。
子ども医療費助成は、国の法的措置が無く、対象となる年齢や医療機関窓口での自己負担金、所得制限の有無については、各市町村の財政状況等によって異なり、地域間格差が生じています。
しかしながら、子ども医療費助成は、子育て世代の経済的負担を軽減する重要施策です。市では、平成30年4月から対象年齢を18歳まで拡大するとともに、所得制限についても撤廃する方向で、現在、関係機関と調整し準備を進めているところです。
今後、助成内容が確定次第、皆様にお知らせする予定です。
市立病院医師の対応について(平成29年5月11日受付・市政提案メール)
意見・提言
私は、普段、市内のかかりつけの病院に通院していますが、先日急に体調が悪くなり、その病院が休みだったので検査をしてもらうために市立病院を初めて受診しました。
しかし、市立病院の医師からは「紹介状を持ってきていない。」、「紹介状がなかったら、どんな治療をして良いかわからない。」、「病院をハシゴして、処方された薬を売るんだろう。」などと言われました。
私は長年病院に勤務していましたが、今までこのような侮辱を受けたことはありません。また、お薬手帳もお見せしました。本当にびっくりし、怒りでいっぱいです。何を根拠に、このような失礼な侮辱を受けたのか知りたいです。
回答
この度は、市立病院受診の際に不快な思いを強いることとなり、誠に申し訳ございませんでした。
さて、市立病院では、他の医療機関を受診されている患者様が、当院を受診される場合には当該医療機関から紹介状(診療情報提供書)を頂戴しています。これは、患者様の治療歴、検査項目の数値並びに処方されている薬の種類及び量を把握することにより、患者様の負担を軽減し、適切な治療をするために行っています。
メールを拝見いたしますと、急に体調が悪くなられ、検査を目的に来院され、他の医療機関に紹介状(診療情報提供書)を準備していただく時間がなかったこととご推察いたしますが、上述の理由により担当した医師がお尋ねしたことをご理解ください。
また、薬の転売に関する医師の言動については、残念ながら全国的にみると薬の転売を目的に受診する者が横行している現状があります。担当した医師もこのことを踏まえて、受診された全ての患者様にお尋ねしています。医師のお尋ねが、誤解を与えるような表現となってしまったものであれば、深くお詫びいたします。
患者様ひいては銚子市民の皆様は、市立病院を支えてくださっている方たちであり、私たち病院関係者はその期待に全力をもって応えなければなりません。そして、適切な診療を行うためにも医師と患者様との信頼関係を築いていくことは何よりも大切なことと考えます。
職員研修を通じて接遇の改善に取り組んで参りますので、引き続きご支援くださいますようお願い申し上げます。
飲食店パンフレット等の作成について(平成29年5月26日受付・市政提案箱)
意見・提言
ゴールデンウィーク中に地球の丸く見える丘展望館でボランティアをしていた時に観光客の方から「食事をするのにおいしいお店はありませんか。」と尋ねられました。館長に聞いたところ、「市で作成したパンフレットはありません。観光協会の古いパンフならあります。」と言われました。
どこの観光地でも、特徴のある飲食店がすぐわかるパンフレットがあるものです。市でおみやげ店、飲食店別のわかりやすいパンフレットを作って欲しいと思います。
また、おもてなしの心あふれる銚子にするため、「ようこそ銚子へ」等のステッカーを店先等に貼って、市民が歓迎の気持ちを持つようステッカー運動を始めてはどうでしょうか。
回答
みやげもの店や飲食店を紹介するパンフレットは、観光で訪れる方の関心が非常に高い事柄であり、その必要性は市としても十分に認識しております。
過去に民間団体の発案で飲食店マップの制作を行い、市がその事業に対して補助金を交付した実績がありますが、市内にはいろいろな業種のお店があり、市では特定の地域の店舗のみを紹介することが難しいため、飲食店マップの作成は行っておりません。
「歓迎ステッカー運動」につきましては、ステッカーをきっかけとして市民一人ひとりが歓迎・おもてなしの気持を持って観光客に接することが、リピーターを増やす大事な事柄と認識しております。
今後、市では行政や観光団体をはじめ様々な業界の関係者からなる観光地域づくり組織を設立する予定となっております。そこでは観光客の誘致に向け、地域の魅力を高めていくための様々なアイディアを検討していく予定です。
今回ご提案いただきましたご意見につきましては、地域の魅力づくりのための貴重なご意見として、今後の参考とさせていただきます。
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