平成25年6月に、富士山がユネスコの世界遺産に登録されましたが、ここ銚子市でも、通年見ることはできませんが、冬季や台風一過の朝など気象条件により、さまざまな場所から富士山を見ることができます。
富士山から約200キロメートルも離れている銚子市は、富士山を見ることができる最東端の地になります。
皆さんも一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
長崎海岸は、犬吠埼灯台の南側約1キロメートルにあり、銚子市内では海鹿島海岸や犬若海岸及び銚子マリーナの海水浴場と並んで数少ない遊泳可能な海岸です。
この長崎海岸から見える「白亜の犬吠埼灯台」と「海越しの富士」は絶景です。
地球の丸く見える丘展望館は、愛宕山山頂(73.6メートル)にあり16メートルの高さがあります。合わせて、海抜約90メートルの屋上から四方を眺めると北は鹿島灘から筑波山、西は九十九里浜、屏風ケ浦を見渡せ、その眺めは雄大で水平線の両端は丸みを帯びて見えるので文字通り地球の丸さを実感できます。
そんな展望館からは、屏風ケ浦の少し沖の海上に富士山(同3776メートル)を見る事が出来ます。特に夕方、シルエット状に見える黒い富士山は絶景で、陸地で富士山が見える最東端に近い場所という感慨も相まって感動的な景観です。更に、2月下旬と10月中旬は、富士山の方向に太陽が沈むので、気象条件が揃えば絶景を臨むことが出来ます。
銚子ポートタワーは、高さ57.7メートル(標高71.2メートル)のツインタワーで、4階の展望ホールでは360度のパノラマが広がっており、そこから富士山を望むことができます。
富士山は、冬季の朝か夕方の時間帯で、空気が澄んでいるときが見ることのできるチャンスです。また、冬季以外の時期でも、西方向に雲が無いときに、日没後のわずかな時間にシルエットを確認することできます。
風車群の向こうに富士山のシルエットが映っている風景は銚子市ならではです。
屏風ケ浦は、銚子市潮見町と千葉県旭市(旧海上郡飯岡町)の刑部岬間約10キロメートルにわたって続く高さ40メートルから50メートルの断崖絶壁です。太平洋の海蝕によって創り出された景観が、イギリスとフランスの間にあるドーバー海峡の白い崖に似ている所から「日本のドーバー」或いは「東洋のドーバー」と呼ばれています。
銚子側からは、屏風ケ浦の崖の先端である刑部岬の左手に、富士山を見ることができます。特に、夕日が沈みながら映る富士は絶景です。