分断から融和へ:食の視点から考える人と地域のwell-being
【開催趣旨】
近年、世界各地で世代や地域、産業のあいだに「分断」が広がり、社会のつながりや支え合いの力、困難からしなやかに立ち直る力であるレジリエンスが弱まっていると言われます。日本においても同様の傾向がみられ、地域社会の基盤が揺らぎつつあります。
こうした状況のなか、銚子市では基幹産業の1つである「食」を切り口に、行政・大学・企業・市民が連携し、地域資源を活かしながら、人と人、地域と地域を結び直す取り組みを進めてきました。本シンポジウムは、その実践を共有しながら、学問・地域・教育をつなげ、社会的な「融和」と持続可能な発展に向けた新たな可能性を見いだすことを目指します。
プログラムでは、「食・レジリエンス・地域創生」をテーマに、千葉大学と千葉科学大学の教員による基調講演に続き、地元企業による共助や地域共創の取り組みを紹介します。そのうえで、登壇者が多角的に議論を深め、この場から社会に向けた示唆を発信します。
なお、本シンポジウムは、千葉大学文学部「フィールド調査法演習」等、千葉科学大学危機管理学科「危機管理学演習」および「プロジェクト学習」の成果発表を兼ねています。地域に根ざした「食」から未来へのつながりを考えるこの機会に、ぜひご参加ください。
【プログラム内容】
13:00-13:25
開会の言葉 藤本一雄 千葉科学大学 学長
挨拶 越川信一 銚子市 市長
シンポジウムの趣旨説明
松岡明夫 (一財)銚子円卓会議 代表理事
児玉香菜子 千葉大学人文科学研究院 教授
▶第一部 基調講演
13:25-13:50
テーマ:「食、レジリエンス、そして地域創生」
講演者:小谷真吾 千葉大学人文科学研究院 教授
13:50-14:15
テーマ:「危機管理の視点から食と地域のレジリエンスを考える:分断状況を克服するリスクマネ ジメントとは」
講演者:木村栄宏 千葉科学大学危機管理学部長・教授
▶第二部 分野横断を意識した地域における先進的な取組み事例
14:20-15:05
テーマ「共助と商助を引き出すOSUSOWAKEを通したレジリエントな地域社会への挑戦」
講演者:根本吉規 根本商店 専務
テーマ「気前の良い漁師文化を街に再び!銚子のワイナリーの挑戦!」
講演者:坐古拓也 銚子葡萄酒醸造所座古萬蔵商店 代表
テーマ「生産・販売・広報・消費の未来を紡ぐ銚子メロン共創プロジェクト」
講演者:飯田訓文 磯初 代表
▶第三部 パネルディスカッション
15:20-16:55
モデレーター:和田健 千葉大学国際学術研究院長・教授
パネリストゲスト :
大塚憲一 銚子市漁業協同組合 専務理事
石毛康弘 銚子市漁業協同組合 常務理事
室井房治 山十商店 代表、千葉科学大学 招聘教授
コメント:
有泉茉佑 全国漁業協同組合連合会浜再生推進部 副調査役
大貫周子 銚子市地域おこし協力隊
小川賢汰 千葉科学大学大学院危機管理学研究科修士課程 2年
松川和輝 千葉科学大学危機管理学部 4年
佐野羽純 千葉大学文学部 4年
16:55-17:00
閉会の言葉 内山直樹 千葉大学人文科学研究院長・教授
120人
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