1.朝は校舎の窓近く
丘のみどりの 松風に
大海の香も かおりきて
広く大きく なごやかな
今日の心がめざめます
われら 飯沼小学生 |
この校歌の作詞者は,歌人であり,万葉集研究の最高権威として有名な佐々木信綱氏です。現在テレビにもよく出演され,俵万智さんの師としても知られる歌人佐々木幸綱氏は,この信綱氏のお孫さんです。
信綱氏は,文化勲章も受章した国文学会の超大物。そんな偉い先生が,なぜ飯沼小の校歌を作詞することになったのでしょうか
昭和30年代の始め,飯沼小では「子どもたちが銚子を巣立った後も,銚子や飯沼小を思い出す絆となる校歌を作ってはどうか」という声があがりました。
そして,校長や教頭,PTA会長が信綱氏の門弟にお願いし,それが実現したというわけです。作詞の資料として送った写真の中に,当時飯沼まで届いた灯台の光も写っており,それが3番の歌詞に読み込まれているのだそうです。
心のこもった校歌をこれからも大切にしていきたいと思います。
|