学校司書 私のオススメの本
 
「モモ」 時間どろぼうと盗まれた時間を人間に取り返してくれた女の子の不思議な物語 
ミヒャエル・エンデ 作 大島かおり 訳 
   
学校司書より


 不思議な少女モモは、町はずれの円形劇場に住みつきます。町の人たちは、モモのところへ行って話を聞いてもらうと、なんとも幸福な気持ちになるのでした。
 そんな中、「時間どろぼう」たちが町へやってきて、町の人たちはどんどん変わってしまいます。
 私自身、
 一度読んだはずのお話でしたが、子育てをするようになり、5年目くらいの時、知り合いの舞台劇「グレイッシュとモモ」を子どもとみて、もう一度本も読みなおして、親として考えさせられた一冊です。(劇も独身の時に一度見ていて、二度目でしたが考えることが変わって、面白い発見でした!)
 「時間とはなにか…」「幸せとはなにか…」「子どもとどのように関わりたいのか…」ととても考えさせられました。