栴檀(せんだん)は校歌にも登場する本校のシンボルツリーです。
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センダン科の落葉高木。暖地に自生、または庭木・街路樹とする。枝先付近に大型の羽状複葉を互生。初夏に、紫青色の小花を円錐状につけ、晩秋に黄色い楕円形の実をならす。 秋に実が枝一面につき、落葉後も木に残るさまが数珠のようであることから「せんだま」(千珠)の意で命名されたとの話もある。 樹高は、20メートルにもなり、枝は水平に広がる性質がある。 花は、がく片5枚、花びら5枚、雄しべ10本。 |
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「栴檀は双葉より芳し」というたとえがあるが、「栴檀」はビャクダン科ビャクダンの別名で、センダン科センダンとは別の植物。 ビャクダンとセンダンは、分類的には近い植物ですが別のもので、ビャクダンはマレーシアやインドに自生する植物です。 |
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「檀」は、人間にとって有用な樹という意味。 黒檀・紫檀・白檀・栴檀といった植物がありますが、活用の方法はそれぞれ異なります。 |
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栴檀の果実は、苦楝子(くれんし)という漢方薬になります。整腸・鎮痛薬に効き目があるそうです。 民間薬としては、ひび・あかぎれ・しもやけに生の果肉の部分をすりつぶして塗布すると良いとされています。 |
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万葉集 山上憶良 「妹(いも)が見し 楝(あふち)の花は散りぬべし わが泣く涙いまだ干(ひ)なくに」 |