市長コラム78 ■キッチンカー 銚子市長 越川 信一 この9月、キッチンカーの試行販売を銚子市役所駐車場と銚子マリーナ海水浴場駐車場の2か所で実施した。コロナ禍が長期化し、飲食店の苦境が続く中、新しい生活様式に対応した販売をめざすキッチンカー事業者を応援し、市有地の有効活用、観光地の利便性と魅力アップを図るのが目的だ。 銚子の食材や調味料を使うことを条件として募集したところ、Tsキッチン、タージュ、ピッツェリアオアジ、スマイルキッチン、アッシュドカフェ、スタービンズ。市内外の6事業者が出店。銚子産のキャベツや醤油を使った「銚子の醤油の甘しょっぱい鶏唐揚げ」「ケバブ」「焼きそば」「チキンオーバーライス」、銚子産レタスが入った「ハムツナチーズクレープ」など、自慢のメニューがズラリ。銚子産トウモロコシ(アフロコーン)を使用した「アフロコーンピザ」も登場し、行列ができる人気となった。 屋外で感染防止対策を徹底したキッチンカーは、コロナ禍でも安心して外食気分が味わえると好評。我孫子市では飲食店に対し、公園の一画をキッチンカーの営業敷地として貸し出しているという。 今回の試行販売の結果をしっかりと検証し、本格実施も検討していきたい。