健康ひとくちMEMO 銚子市薬剤師会 田代和史 ■処方箋とは 梅雨の季節、気候も定まらず体調を崩し受診する人も多いのではないでしょうか。 医療機関を受診すると、診察後に処方箋を渡されます。今回は処方箋と、その注意点について説明します。 処方箋とは、医師、歯科医師が選定した医薬品の種類と服用量、投与方法などが記載された文書です。薬剤師は処方箋の内容と患者さんが普段使用しているお薬から 治療に適切か、飲み合わせに問題ないかなどを確認し調剤を行います。処方箋は法律で定められ、患者の保険情報や注意点が細かく記載されています。 〈やってはいけない行動〉 ◇自分で判断して処方日数を修正する ◇記載された処方薬名を二重線で消す ◇処方箋自体をコピーして何度も利用する 処方の欄への記載、変更ができるのは発行した医師、歯科医師のみです。処方箋を変更したいときは、薬剤師に相談してください。 処方箋は特別な記載がない限り、処方日を含め有効期間は4日間です。処方箋を受け取ったら早めに薬局に持っていきましょう。 令和4年4月からリフィル処方箋が開始されました。 リフィル処方箋とは、症状が安定している患者に一枚の処方箋を定められた回数くり返し使用し、薬局で薬を受け取ることができる仕組みです。受診回数を減らし、 医療費削減にもつながります。その反面、薬剤の漫然投与や病状の進行を見逃す危険にもつながると懸念されています。 ご自身の状態を考えよく医師と相談するようにしてください。 問い合わせ:健康づくり課 【電話】24-8070