ちょーぴーのアイラブ銚子 第70回 銚子を守り続ける 芝岸 弘 さんの巻 所作が美しい!銚子市消防団の団長を突撃したちょー ■自宅が燃えて、心を燃やす   「家は全焼したけど、かっこいい消防団員の姿は一生忘れない」 建設業を営みながら49歳で銚子市消防団の団長に就任。以降20年、芝岸さんは、消防団をけん引している。津波避難訓練の導入、女性と学生中心の分団創設など新たな取組にも積極的。 消防団に入ったきっかけになった幼少時の火事。「当時、少し恐いイメージだった近所のお兄さんが我が家を鎮火するため必死に駆け回る。その姿に心を打たれた」 ■女性・学生が活躍 「団員生活で一番印象深い東日本大震災。沿岸部への津波対応などで、500人近い消防団員の陣頭指揮をとった。夜を徹しての活動が続いて、本当に大変だった」 過酷な状況下でも消防団は一致団結して、スムーズに行動できた。一方で、避難所運営が課題となる。 「女性や子ども、高齢者の支援を担う女性団員が必要。ここから学び、第11分団を結成した」 第11分団は女性と千葉科学大学の学生で構成される。女性の視点や学生の柔軟な行動力が大戦力に。広報や避難所運営などで重要な役割を担う。 「職業問わず、女性や学生のコミュニティとして、活動の幅を広げていきたい」 ■消防団員は地域の宝 「被災者のフォローなど、きめ細かいサポートは地域に根差す消防団ならではの強み」 年齢性別不問。若手から年配まで幅広い年代と付き合い、人脈も増える。なにより、活動後の「ありがとう」の声は格別。 地域のことを知るきっかけにもなる消防団。気負わず、仲間探しを目的に入団してみてはどうか。 消防団の車をみかけたら 手を降って応援するちょー 消防団長歴20年。登山が趣味の芝岸さん。平成27年秋に藍綬褒章を受章 銚子市消防団 【事務局 消防本部消防総務課】 唐子町372-1 【電話】22-3296 9時から17時 土・日、祝日定休 ■消防団ってなあに? 非常勤特別職の地方公務員 土のう設置、避難の呼びかけ、消火・排水作業や救助活動、捜索や土砂の撤去など多岐にわたる。 消防団員数定員579人に対し、448人(令和4年4月1日現在) 団員数の減少で、地域防災力の低下が懸念されている ■銚子を守るのは、あなたです。 銚子市消防団員を大募集! 問い合わせ:消防本部消防総務課 【電話】22-3296