ちょーぴーのアイラブ銚子 第72回 新時代の海をすする 石毛 夏海さんの巻 巷で噂のラーメン屋さん。漁協出身の元気はつらつな店長を直撃ちょー ■人生ネバーエンディングストーリー 「好きな言葉は挑戦」 ラーメンと魚が大好きな店長の石毛さん。銚子漁協を円満退職し、ラーメン屋さんになった。自身の名前と、銚子の海を感じる「魚メインの優しいラーメン」を提供したいという想いが店名「Umi」に込められている。 「失敗も成功も自分次第。不安より、やりがいの方が大きい」 SNSで人気を博し、ここを目当てに銚子に来る人もいる。「ありがたいことに、前職の経験が、魚の仕入れや人脈づくりに活かされていることを実感した」 ■日本一の魚くわっせぇ ラーメンには臭みのない旬の白身魚のスモークをつける。多いのは、鯛、ヒラメ。まれにアブラボウズが乗ることも。お客さんから「これは何のお肉?」と聞かれるほど肉厚で大人気。 運がよければ、キンメダイがのっていることもあるという。 優しい味の鮮魚のラーメン。「女性も罪悪感なく食べられる。最後の一滴までスープをすすってもらいたい」日本一の銚子港が近い強みを活かし、海の素材にこだわった一杯に仕上がっている。 ■スープ作りも接客も丁寧に 「とにかく楽しい、お客さんとの会話の時間」 もともと、銚子のよさこいチーム「黒潮美遊」のセンターだった石毛さん。元気いっぱい、天真爛漫な人柄でリピーターも多い。中には、大阪から来てくれる人も。 「漁協の人も来てくれる」と話していた直後、漁協の人が来店。人が集まるのは、ラーメンの味だけではなく、店長の人柄も大きい。居心地の良い空間が店内に広がる。 ■後悔のない航海を 「食材やお店の管理は大変だけど、それ以上に楽しさが大きい。人生一回。かしこまらず、皆さんも自由に挑戦してほしい」 十年後は、市制施行百周年。新時代が動き始めている。 最後の一滴まで、すするちょー ◇麺処 Umi 新生町2-3-14  11時から14時 日曜日定休 問い合わせ:お店のinstagramインスタグラムへDM (予約は前日までに) Umiのラーメン 化学調味料が入っていない、魚メインの優しいスープ。地魚ごはん付き。 シメは、ご飯にスープをかけて 体幹が強い店長。よさこい祭りのダンサー経験で培った体力が武器。 銚子の「黒潮美遊」に所属し、今は都内のチームでダンスの技を磨く ◇水揚げ量12年連続日本一! 銚子漁港が近い、とても恵まれた環境。 旬の魚を最高の状態で提供できる強み