2020.10 広報ちょうし24面 ちょーぴーのアイラブ銚子 第55回 孤立と偏見を思いやりのオレンジ色へ RUN伴ちばin銚子実行委員会さんの巻 「RUN伴」って何?孤立と偏見を思いやりのオレンジ色に染め変える活動「オレンジちょうし」のことも聞いてきたちょ 「RUN伴は認知症の啓発イベントです。オレンジ色のタスキをリレーをしながら認知症当事者や家族、支援者、市民がふれあって認知症への理解と支え合いを地域で広める活動です」と教えてくれたのはRUN伴ちばin銚子の実行委員長宮内沙織さん。 「オレンジ色は認知症サポーターのテーマカラー。なんとなく明るい気持ちになりますよね」と話す峯岸正樹さんは広報担当を務める。  認知症を支援するネットワーク団体が2011年に北海道函館から札幌まで約300キロメートルをリレーしたのがRUN伴の始まり。その輪は全国へ広がっている。老いても病を得ても住み慣れた地域で暮らすには、専門家や行政はもちろん、地域ぐるみの助け合いや見守りが欠かせない。 銚子での開催を熱望した主任介護支援専門員の峯岸さんが、あえて福祉職ではないカフェ店主の宮内さんに実行委員長の白羽の矢を立てたのは、交友関係も広く人望の厚い人柄を見込んだから。2人をはじめメンバー9人の呼びかけで、昨年11月ついに開催がかなう。 市役所発着でJR銚子駅、飯沼観音を通る4キロメートルのコースに総勢100人以上が参加。介護経験のある人や介護・医療従事者など地域の人の盛り上げで「想像以上に盛大に」開催することができた。 新型コロナの流行で開催できない今年は9月21日世界アルツハイマーデーに合わせ、9月・10月の毎週月曜日にオレンジ色を身に着ける「オレンジちょうし」を実施中。認知症の人に優しい地域を目指して「心のタスキをつなげよう」と呼びかけている。 たとえば、家庭でおじいちゃんが認知症になると生活リズムが変わって家族にも影響が及ぶ。そんなとき怒るばかりでは認知症の人は委縮してしまう。峯岸さんは、3世代で暮らす家庭が多い西部地域で子どもたちなどに認知症の人の気持ちを体験する講座を開催している。 「怖いのは偏見と孤立です。変だからもう嫌い、ではなく理解するもう一歩を踏み出してほしい」 認知症は高齢者の問題と捉えがちだが40代で発症することもある。「若いと余計に周囲から理解されにくく、仕事を失って社会から疎外されるケースもあるんです」と宮内さん。 自分の将来に少しでも不安がある人へ、「まずは近所の人と挨拶を交わすだけでもいい。自分のできることから誰かにつながる機会をつくって」「ひとりで悩まないでほしい」と二人。 あなたも月曜日にはオレンジ色を身に着けてみませんか。 オレンジちょうしはSNSでも参加OK。オレンジ色のファッションや風景の写真に「(ハッシュタグ)オレンジちょうし」をつけて投稿してちょ お子さんの写真を広報に載せませんか?写真大募集! 就学前のお子さんが対象です。住所、氏名、連絡先、お子さんの名前(ふりがな)、生年月日を記入し、写真を郵送かメールで送付。窓口でも受け付けます。 問い合わせ 秘書広報課 電話:24-8823/郵送:〒288-8601銚子市若宮町1番地の1/メール:koho@city.choshi.lg.jp 人のうごき 令和2年9月1日現在 人口:59,434人(−132人) うち外国人住民人口:2,288人/男:28,821人(−72人)/女:30,613人(−60人) /世帯:27,229世帯(−33世帯) (注釈)カッコは前月比令和2年8月中の人口動態 出生:13人/死亡:78人/転入など:66人/転出など:133人 広報ちょうし令和2年10月号 第1225号 令和2年10月1日発行/発行:銚子市/編集:秘書広報課/〒288-8601 銚子市若宮町1番地の1/電話:0479-24-8181(代表)/ホームページ:http://www.city.choshi.chiba.jp/