わたしたちの生活で使っている水は、黒部川(くろべがわ)と高田川(たかだがわ)のふたつの川の水が原水です。
黒部川の水を取り入れるのが新宿取水場(にいじゅくしゅすいじょう)、高田川の水を取り入れるのが白石取水場(しらいししゅすいじょう)です。
新宿取水場から本城浄水場までの流れは、以下のようになります。
水道水のもとになる黒部川の水を、取水ポンプで約19キロメートルはなれた本城浄水場に送ります。
粒状活性炭(りゅうじょうかっせいたん)の中に住みついた微生物(びせいぶつ)のはたらきによって、水のにおいや水の中にある有機物(ゆうきぶつ)をとりのぞきます。
黒部川の水質がとくに悪くなっているときに、水のにおいや有機物(ゆうきぶつ)を吸着(きゅうちゃく)するはたらきのある粉末活性炭(小さな穴がたくさんある炭の粉)を水にまぜるための設備です。
白石取水場から本城浄水場までの流れは、以下のようになります。
銚子市内を流れる高田川の水を、取水ポンプで白石貯水場に送ります。
ここに高田川の水をいったん、ためておきます。ここから約7キロメートルはなれた本城浄水場に導水管をとおして水を送ります。
本城浄水場から銚子市の東地区のみなさんのご家庭に水道水が届くまでの流れは以下のようになります。
黒部川と白石貯水場から送られた水に薬品注入(やくひんちゅうにゅう)、沈でん、ろ過、消毒(しょうどく)の浄水処理(じょうすいしょり)をおこない、にごりや細菌類(さいきんるい)などをとりのぞいて水道水をつくります。
新宿取水場と白石貯水場から送られてきた水をまぜ、各沈でん池に分配(ぶんぱい)する施設です。
水の中にあるにごりを固める薬を入れ、固まりを沈でんさせてとりのぞく施設です。
沈でん池でとりきれなかったにごりを、砂の層を通してとりのぞく施設です。
ろ過されてきれいになった水道水をためておく施設です。
浄水池にたくわえられた水道水を配水池に送る施設です。
水道水をためる水槽(すいそう)で、高い場所にあり、ここから配水管(はいすいかん)をとおしてみなさんのご家庭に水道水が送られます。
東総広域水道企業団から銚子市の西地区のみなさんのご家庭に水道水が届くまでの流れは以下のようになります。
銚子市の西地区のみなさんのご家庭には、ここでつくられた水道水が送られています。
水道水をためる水槽で、高い場所にあり、ここから配水管をとおして銚子市の西地区へ水道水が送られます。