本日、銚子市議会において「ロシアによるウクライナへの侵略に抗議する決議」が行われました。銚子市長としてその思いを共有するものであります。
世界が新型コロナウイルス感染症への対応に追われ、平和の祭典である北京冬季パラリンピックの開幕を目前にした2月24日、ロシアは国際社会の度重なる警告を無視し、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始しました。民間人を含め多数の犠牲者を出し続けていることは、世界の安全保障と国際秩序を脅かす行為です。さらに、核戦力を念頭に抑止力を特別警戒態勢に引き上げ、ウクライナ南東部のザポリージャ原子力発電所を攻撃したことは、日本の被爆者の平和への思いを踏みにじるものであり、断じて容認できない暴挙です。
銚子市は昭和59年9月14日、『非核・平和都市宣言』を行い、世界唯一の原爆被爆国民として、先の第二次世界大戦による戦禍の上に今日の平和を享受している銚子市民として、再び戦争の惨禍が繰り返されないことを念願し、非核三原則の堅持とすべての国の恒久平和実現を希求しました。現在も中学生を広島や沖縄に派遣する平和教育事業を継続しています。
政府には、平和的解決に向けた外交努力とともに、ウクライナからの避難民の受け入れ、日本で暮らすロシア人への誹謗中傷や差別の防止など、積極的な対応を求めます。
令和4年3月7日 銚子市長 越川信一