〜常灯寺再灯物語り〜
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〜現在の常灯寺〜 (H27.3.11更新)
☆修理のために本堂をすっぽり覆っていた覆屋が取れましたヽ(^o^)丿



☆常世田薬師(とこよだやくし)の名で親しまれている、常灯寺(じょうとうじ)本堂は、千葉県指定文化財です。また、本尊・木造薬師如来坐像は、重要文化財です。
☆しかし、常灯寺は多くの他の寺院のように檀家を持たず、歴史ある伽藍は、地元の町内会が結成した常世田薬師奉賛会(とこよだやくしほうさんかい)によって守られてきました。

☆1673年に建立された常灯寺は、これまで一度も大きな改修が行われてきませんでした。
☆年々老朽化していく本堂の姿に、わずか30軒ほどの町内会から成る奉賛会も永年心を痛めていました。
☆ところが、平成20年にある個人の方から、常灯寺本堂解体修理に使ってください、と多額の寄付をいただき思いがけず解体修理を開始できることとなったのです。
三,茅葺きから銅板葺きへ
☆常灯寺本堂は、解体修理工事に伴い、銅板葺屋根に葺き替えられます。
☆解体修理のための多額の寄付をいただいたものの、解体修理と将来にわたっての建物の維持管理にかかる費用を賄うには十分とはいえません。
☆限られた費用の中での将来にわたる維持・管理の点から、幾星霜を経た歴史あるかつての茅葺き屋根の趣を残しつつも、維持管理により適した銅板を使用することになりました。
本堂屋根の銅板寄進、ご協力ありがとうございました!
☆常灯寺本堂解体修理に伴う銅板寄進は平成26年7月いっぱいをもって締め切らせていただきました。☆ご協力くださったみなさま、心より御礼申し上げます。
☆みなさまにお納めいただいた銅板が、文化財の一部となり後世に受け継がれていきます。
☆みなさまのお願いごとがどうか叶いますように!
常灯寺本堂解体修理について

●平成22年度から始まった常世田薬師の本堂解体修理。
現在、解体修理が始まって3年が経過しました。平成24年3月には、建物のすべての部材が解体され、礎石のみを残す状態でした。
これまでの解体作業の過程でも、創建時から現在に至るまでの建物の歴史を物語る数多くの資料が発見されました。
平成25年度からは、部材をつくろいながら、組み立てが始まり、平成27年度末に事業が終了する予定です。
●なお、本堂解体修理中も毎年1月8日に行われる、ご本尊・木造薬師如来坐像の御開帳は変わらず行われます。
次回の御開帳は、令和5年1月8日(日)午前7時から正午までの予定です。
★県指定文化財 常灯寺本堂について
★重要文化財 常灯寺本尊木造薬師如来坐像について