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銚子の文化遺産【考古資料】

板碑[いたび](康応二年閏三月十六日銘)

【指定区分】市指定有形文化財 考古資料
【所在地】銚子市正明寺町126 【所有者】正明寺町町内会 【公開状況】公開

板碑 板碑とは、板状の石材に表す梵字[ぼんじ]種子[しゅじ]、紀年銘、造立趣意などを刻んだ一種の供養塔で板石塔婆[いたいしとうば]とも呼ばれ、鎌倉時代初期から江戸時代初期に至るまで盛んに造られたもので、全国に分布しています。
 この板碑は、高さ111センチメートル、幅59センチメートル、厚さ11センチメートルで凝灰質泥岩[ぎょうかいしつでいがん]飯岡石[いいおかいし])を用い康応2年(1390年)に造られています。
 石の表面に天蓋[てんがい]、キリーク(紅頗梨色阿弥陀如来[ぐはりしきあみだにょらい])の種子、蓮華座[れんげざ]独鈷杵[とっこしょ]五鈷杵[ごこしょ]が鋭く彫り込まれています。
 独鈷杵の左右には、サク(勢至菩薩[せいしぼさつ])とキリーク(千手観音[せんじゅかんのん])の種子が刻まれ、また碑の下方に銘文があり、右は「第三住持□翁大徳」(*□は摩滅判読不明)、左は「康應二年庚午閏三月十六日」紀年銘で、「康應」は北朝の年号です。
 紅頗梨色阿弥陀如来は、密教において秘法の本尊とされ、これを主尊としたこの板碑は、全国的にも類例が極めて少なく貴重なものです。造立地は、鎌倉時代にこの地方を治めていた海上[うなかみ]氏の菩提寺である称讃寺[しょうさんじ]跡と伝えられています。
 現在、板碑を保護するため覆屋内に保存しています。


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