12月定例会 一般会計補正予算など可決   12月市議会定例会は、11月30日から12月22日までの23日間の会期で開催しました。  この定例会では、市長から提出された議案23件(令和2年度決算関係議案を含む)、議員が提出した発議案2件について慎重に審査を行った結果、すべて原案のとおり可決または認定しました。また、請願及び陳情についても慎重に審査を行い、請願は保留が1件、陳情は不採択が3件、保留が1件でした。  市の行政に対する一般質問は、12月9日・10日・13日の3日間にわたり行われ、活発な質問が行われました。 一般質問 みらい 広野恭代 問 防災士資格取得者のモチベーションをどのように維持していくのか伺います。 答 防災士に対し、千葉県防災研修センターが主催する各種防災研修や、市と町内会が連携して実施する防災訓練、消防本部や消防団が実施する各種訓練の案内を一斉メールでお知らせし、関心のある方に参加いただいています。また、資格取得から3年以上経過した方に普通救命講習受講の案内をし、必要な方に受講していただいています。 問 18歳未満の子どもから数えて第3子以降の保育料を無償とした場合、対象人数と影響額を伺います。 答 3歳児以上の児童の保育料は無償のため、保育料がかかる0、1、2歳児で、現在入所の児童を基に算定した場合、第3子以降として保育料に影響のある児童数は69人、影響額は月額で約160万円、年間で約1920万円の試算となります。 新風 池田健一 問 今後廻船誘致に向けて新たに取り組むことはあるか伺います。 答 水揚げ優秀船への表彰や現地訪問による誘致活動が主たる取組となりますが、コロナ禍に落ち着きが見えてきた段階で、銚子漁港廻船誘致対策検討会を再開し、関係者の意見を聞き、新たな取組を検討していきたいと考えています。また、大型漁船が係留可能なマイナス7.5メートル岸壁を早期に整備することが第一であると考えています。 問 犬吠埼の遊歩道について、馬フン池の先までの延伸を県へ要望する考えはあるか伺います。 答 馬フン池より先は満潮時や強風の際に波をかぶるため、仮に遊歩道を再整備しても歩行者の安全確保が難しいことや遊歩道の破損が避けられないことから、県への要望には至っていません。今後、県の自然保護課や銚子土木事務所と遊歩道をはじめ犬吠埼全体の整備について相談していきたいと考えています。 リベラル 加瀬庫藏 問 新型コロナ感染者のワクチン接種の有無について、県と情報共有しているのか伺います。 答 県から市に提供される感染者の情報は、年代、性別、市町村名、検査確定日に限定され、県のホームページで公表される内容と同じです。海匝保健所では感染者のワクチン接種の有無を把握しており、市はブレークスルー感染者の割合の提供を保健所に照会していますが、まだ回答がない状況です。現在、公表されていない感染者の個人情報が市に提供されるのは、感染状況がひっ迫した際に感染者の安否確認について市が応援協力する人だけに限られています。 問 令和4年度の公債費が1億3千万円増加する理由を伺います。 答 主な理由は、臨時財政対策債の償還額の増加に加え、東総広域市町村圏事務組合ごみ処理施設建設費負担事業や衛生センター基幹的設備改良事業、消防庁舎整備事業など大型事業の元金償還が令和4年度から始まることから増加するものです。 緑の会 工藤忠男 問 コロナ禍における市民の文化芸術活動の状況を伺います。 答 社会教育施設の利用状況は、中央地区コミュニティセンターは約70団体、東部地区コミュニティセンターは7団体、海上地区コミュニティセンターは7団体、豊里地区コミュニティセンターは2団体が利用しています。市民センターと体育館は現在改修工事中ですが、工事が終了した際にはご利用いただきたいと考えています。 問 本市の無電柱化の現状を伺います。 答 本市ではこれまでシンボルロード、マイロード、ココロード、県道外川港線の西芝町から新生町までの区間、県道銚子公園線の君ヶ浜区間で無電柱化が完了しています。今年度は県が主体となり、県道外川港線の新生町から陣屋町の区間で進められています。今後の整備は、市街地、幹線道路の中でも緊急輸送道路の無電柱化が最優先と考えています。 みらい 釜谷藤男 問 ごみの減量化について、市民の理解・協力は得られているのか伺います。 答 本市の一日一人当たりのごみ排出量は、平成22年度が1390グラム、令和2年度が1096グラムとなっており、10年間で重量にして294グラム、比率にして21.2%減少していることから、ある程度の理解・協力は得られているものと考えています。 問 令和3年10月1日から開始した地域生活支援拠点等事業「まるっとシステム」の周知はどのように行っているか伺います。 答 障害福祉サービスを利用している方のうち必要性が高い方には、相談支援専門員が障害福祉サービス利用計画を変更するなどして対応しています。障害福祉サービスを利用していない方には、ご自身やその支援者から市または相談支援事業所「結(ゆい)」に相談していただきたいと思います。 新風 石上友寛 問 災害支援を視野に入れた「OSUSOWAKE(おすそわけ)」事業の期待される効果について伺います。 答 期待される効果として、日常から防災への関心が高まる、寄附文化の醸成により、誰かのためにと考え、行動する人が増える、また地域間交流が生まれ、育まれる、若者の学びが地域の価値を創造する実感が地域に広がるなどが挙げられます。 問 銚子市こども未来基金の設置に関して見解を伺います。 答 基金があることで保護者を含めた市民や事業者、行政が一体となって子育てを支援していくという機運が醸成されることが期待でき、よい取組だと思います。一方で、市民などからの寄附金を基金積立ての財源として想定すると、安定的・継続的な財源の確保が課題となります。ふるさと納税の活用、各種基金による積立ての方法も含め、前向きに検討したいと考えています。 新和会 宮崎光子(「崎」は、「山」に「竒」) 問 銚子大橋や国道の通行止めなどの交通情報を防災行政無線や防災メールで情報配信できないか伺います。 答 市では規程に基づき放送できる内容を定めており、これまで交通事故に起因する通行止めなどの情報は防災行政無線でお知らせしたことはありませんでしたが、今後、銚子警察署と協議の上、必要に応じ防災行政無線などで市民に周知を図ることとし、少しでも交通渋滞が緩和できる対策を取っていきたいと考えています。 問 洋上風力発電事業の地域貢献策として、避難所及び公共施設への蓄電設備の設置について見解を伺います。 答 近年、自然災害が大規模化、頻発化しており、避難所となる公共施設の電力確保は重要です。今後洋上風力発電事業を災害対策にも生かし、発電事業者や銚子電力と連携した取組を検討したいと考えています。 市民クラブ 鎌倉 金 問 洋上風力発電稼働後のメンテナンス事業でどの程度の雇用を想定しているか伺います。 答 洋上風力発電は構成部品数が数万点に及ぶ大変裾野の広い産業で、銚子市沖洋上風力の規模で、数十人単位でのメンテナンス関連の雇用が必要になると思われます。発電事業者、千葉科学大学などと連携し、人材養成のためのトレーニングセンターの設置、カリキュラムなどを通じて銚子発のメンテナンス人材の育成にも取り組んでいきたいと考えています。 問 5歳から11歳の児童に新型コロナワクチン接種を始めることをどう考えるか伺います。 答 国では12歳未満の子どもに対する接種について、引き続き議論することとされ、今後接種年齢が引き下げられる可能性があります。接種は強制ではなく保護者の判断となりますが、国がこの年齢に対する接種を決定した場合に、市は円滑に接種が行われるよう体制を整備し、情報を適切に発信していきたいと考えています。 日本共産党 笠原幸子 問 学生やひとり親世帯への食料支援の実施を求めるが見解を伺います。 答 生活に困窮する方々への食料支援としてフードバンクがあります。市内では、ちょうしサポートセンターが食品などの寄附の受入窓口、申請窓口となり、寄附したい方と提供を受けたい方のマッチングの役割を果たしています。市は、引き続き、支援関係機関などと連携を図り、自立の支援に努めていきたいと考えています。 問 新型コロナウイルス感染症に対する検査体制の強化について、今後どう考えるか伺います。 答 県では新型コロナとインフルエンザ両方の診療や検査が可能な医療機関を発熱外来として指定し、市内で医療機関10か所が指定を受けています。指定を受けていなくてもPCR検査や抗原検査を行うことができる医療機関もあることから、熱があるときは、まず身近な医療機関に相談していただきたいと思います。 新和会 桶谷範幸 問 市立病院の無痛MRI乳がん検診をふるさと納税の返礼品に取り扱うことについて見解を伺います。 答 MRIによる乳がん検診は、マンモグラフィーや乳腺エコーと比べて検査料金が1万9千円と高く、ふるさと納税の返礼品とした場合、市への寄附額は6万4千円以上となります。健康を目的とした謝礼品の開発は返礼品のラインナップを充実させる上で有効であるため、今後市立病院側と検討したいと考えています。 問 市有地で売却された旧消防本部と旧外川園の現状を伺います。 答 旧消防本部の建物と敷地は、売買契約が成立し引渡しも済んでいますが、その後訴訟となり、現在も係争中であるため建物の解体は行われていません。旧外川園の建物と敷地も売買契約が成立し引渡しも済んでいますが、新型コロナウイルスの感染が収束しないことを理由に、解体撤去工事が2度延長されています。 市民クラブ 石上允康 問 老朽化している施設や道路に対する予算措置をどう考えているか伺います。 答 老朽化している施設や傷んだ道路が多いことは認識していますが、全て予算措置することはできません。施設に関し、4月から幅広く市の財産のマネジメント業務を所管する資産経営班を設け、各施設の方向性を検討していきます。道路整備については、補助金や交付税措置のある有利な起債を活用しながら対応したいと考えています。 問 利根川下流域への高速道路誘致が実現した場合、防災に及ぼす影響について伺います。 答 大規模な災害が発生し、広域での被災地支援が必要になった場合、支援される側、支援する側の両方で高速道路があることで迅速な対応につながると考えています。重要な幹線道路が複数あれば、災害による物流の停滞を抑制し、市民生活への災害の影響を最小限にすることができます。 市民クラブ 岩井文男 問 1回目と2回目の新型コロナワクチン接種の際、高齢者へ配付したタクシー利用券の使用率を伺います。 答 ワクチン接種会場への交通手段確保の一助として、65歳以上の高齢者に対して、接種券とともに、800円のタクシー利用助成券を一人につき4枚送付しました。これまでに利用された枚数は10月末現在で8544枚、交付枚数に対する利用率は約10%です。 問 森戸地区の堤防整備について、樋管の管理は市が行うとのことだが管理費について伺います。 答 樋管は国が整備した後、市に引き渡される予定になっています。維持管理は、樋管排出路のしゅんせつ、機械や電気設備の保守点検、樋管開閉のための遠隔システムの保守点検などであり、1か所あたり約300万円の費用を要すると聞いています。 市民クラブ 大野正義 問 テレビ番組などメディアを通して観光客の誘致につなげることができないか伺います。 答 市では銚子フィルムコミッションという組織を立ち上げ、映画、ドラマ、CMなど多くの撮影を受け入れており、その宣伝効果で確実に観光客の誘致につながっています。最近は銚子を舞台にしたアニメやゲーム作品の愛好者が聖地巡礼で訪れるケースも増えています。今後も積極的に各種ロケ誘致と受入れに努めていきます。 問 児童生徒の不登校減少のための対策について伺います。 答 不登校の原因として最も多いものは、無気力、不安によるもので、具体的には学業不振、友人関係、進路に対する不安、親子の関わり方、生活リズムの乱れなどがあげられます。各学校ではそれらの解決に向けて日常の観察、定期的な学校生活アンケートや教育相談の実施、状況に応じて家庭訪問や学習の個別指導を行っています。 各委員会の審査状況 総務企画委員会  12月16日に開催し、議案3件を審査しました。  主な質疑は、次のとおりです。 問 銚子市行政組織条例及び銚子市職員の給与に関する条例の一部を改正する条例制定について、企画財政課を企画課と財政課に分離する主な理由を伺います。 答 企画財政課では、総合的な計画の策定や財政運営、行財政改革、洋上風力発電の誘致、契約事務、市有財産の管理、情報システム運用管理、統計事務など様々な事務を所管しています。行政事務のデジタル化や自治体運営そのものをデジタル化する自治体デジタル・トランスフォーメーションへの積極的な対応や、施設の統廃合が進む中で、空き公共施設の対応や長寿命化、資産の貸付け・売却など、公共施設全体のマネジメントの必要性・重要性が高まっており、一つの部署で担当することが難しく、合理的・効果的ではないと考え、企画課と財政課の2課に再編するものです。 問 銚子市国民健康保険条例の一部を改正する条例制定について、条例第6条のただし書の意味を伺います。 答 ただし書は、産科医療補償制度に加入している分娩施設で出産する場合、分娩費用に加え、保険料掛金相当額が必要となるため、出産育児一時金に加算して支給することを規定したものです。  産科医療補償制度は、分娩に関連して発症した重度脳性麻痺児のご家族の経済的負担を速やかに補償するための制度であり、全国の病院、診療所、助産所など分娩施設の99.9%が加入している制度です。 教育民生委員会  12月15日に開催し、議案3件を審査しました。  主な質疑は、次のとおりです。 問 公の施設に係る指定管理者の指定について(銚子市児童発達支援センターわかば)について、利用児童の療育環境向上を図るための専門職の配置は考えているのか伺います。 答 公認心理師、看護師及び理学療法士を配置する計画となっています。公認心理師及び看護師は、施設基準上必要な職種、例えば公認心理師は施設長、看護師は必要とされる児童指導員及び保育士の総数に含めることが認められており、それぞれの資格を生かして業務に当たると聞いています。施設基準を満たせば加算を算定することも可能となり、収入の増加になる場合もあります。また、理学療法士は非常勤職員での採用を予定していると聞いています。 産業建設委員会  12月16日に開催し、議案2件を審査しました。 主な質疑は、次のとおりです。 問 公の施設に係る指定管理者の指定について(銚子市地球の丸く見える丘展望館及び銚子ポートタワー)について、今後の収支悪化により指定管理料の上限を変更する考えはあるか伺います。 答 地球の丸く見える丘展望館、銚子ポートタワーは、建設から30年余りが経過し、施設の老朽化の影響などから、近年入館者の減少傾向が続き、利用料金だけでは施設の管理運営費用が賄えない状況となっています。また、コロナ禍の収束がいまだ不透明な現状も踏まえ、指定管理者は市と協議の上で、700万円を上限として指定管理料を請求できるとしています。  通常の運営において損失が発生したとしても、700万円以上の指定管理料の支出は考えていませんが、例えば大災害のような特別の事情が発生した場合には、指定管理者と市で協議した上で、適当な額を決定し、増額することもあり得ると考えています。 問 公の施設に係る指定管理者の指定について(銚子マリーナ)について、選定された株式会社銚子マリーナの経営状況が悪化し、赤字になった場合、市からの補てんは考えられるのか伺います。 答 株式会社銚子マリーナの経営状況は現在安定しており、指定管理者募集要項において、指定管理者の収入は施設利用料金とし、その全額をマリーナ施設の管理、運営に充てることとなっていることから、原則として指定管理料は支出しないことになります。しかし、災害などにより、経営状況が悪化した場合には、指定管理者と市で協議した上で、補てんを行うことがあると考えられます。 予算委員会  12月15日に開催し、議案5件を審査しました。 主な質疑は、次のとおりです。 問 新型コロナウイルスワクチン接種経費について、3回目のワクチンの集団接種は保健福祉センターで行うとのことですが、保健福祉センターだけで大丈夫なのか伺います。 答 1回目・2回目の接種は、住民の利便性を考慮し、旧第六・七中学校の体育館や市民センターでも実施しましたが、学校の体育館は暖房設備がなく、市民センターは改修工事が行われます。1回目・2回目を集団で接種した人数分の枠を確保しようとした場合、保健福祉センター1箇所で十分対応可能と考えています。 問 地域おこし協力隊事業経費(地域再エネ活用)について、どういった協力をお願いしたいのか伺います。 答 洋上風力発電のメンテナンス会社の事業への従事や、ゼロカーボンシティの実現のための取組などを市と一緒に実施していただくことを考えています。 問 避難所安全・安心確保経費について、感染予防物品の追加購入の内容を伺います 答 避難所用の感染予防物品として、ワンタッチ式パーテーション160張、フェイスシールド192枚を購入しようとするもので、ワンタッチ式パーテーションは、300張を既に購入し、主要な避難所となる公共施設に配備しているところですが、現状では指定避難所すべてを充足している訳ではないため、不足分を追加購入しようとするものです。 問 経営所得安定対策等推進経費について、国は、主食用米の生産調整という制度を実施していますが、本市では、どのような方法で主食用米から飼料用米などの他品目への転作を促進しているのか伺います。 答 主食用米から飼料用米へ転作を行うと、その面積に応じた補助金が県から交付されるため、補助制度のパンフレットを送付するなどして、農業者への周知に努めています。ここ数年は、主食用米から飼料用米など他品目へ転作を希望する農業者も増えており、来年度は今年度よりも、転作面積の拡大が見込まれます。 問 旧銚子市清掃センター解体経費について、今後3年間の工事計画を伺います。 答 本年度は、敷地周囲の囲いや現場事務所などの仮設工事のほか、土壌汚染調査や周辺環境調査など、主に解体の準備作業に取りかかります。来年度からは、設備の除染と解体、建屋地上部分の解体を始め、令和5年度中に完了させる予定です。 決算委員会  10月27日、28日の2日間にわたり開催し、議案7件を審査しました。  主な質疑は、次のとおりです。 問 令和2年度銚子市一般会計歳入歳出決算認定について、銚子市の人口減少は、国の予測どおりに進んでいるようだが、この問題をどう考えているか伺います。 答 人口減少は、銚子市の最大の問題と思っています。若い人が求める職場づくり、福祉、子育て、地域医療を含めた安心して住める地域づくりに、財政の健全化を図りながら、しっかりと取り組んでいきたいと思います。 問 青少年文化会館費について、現在休館になっている青少年文化会館の業務委託料の金額が1千439万268円となっているが、その詳細を伺います。また、この業務委託料は今後も発生するのか伺います。 答 青少年文化会館に保管されていた高濃度PCB含有の蛍光灯安定器、高圧コンデンサーの処理費で、ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法により、コンデンサーは令和4年3月31日までに、蛍光灯安定器は令和5年3月31日までに処理を行うこととされているため、処理を行ったものです。業務委託料の内訳は、蛍光灯安定器処理委託料が1千24万7468円、蛍光灯安定器収集・運搬業務委託料が8万5800円、高圧コンデンサー処理委託料が405万7千円です。青少年文化会館で保管されていた高濃度PCBは全て処理を終えたので、今後の高濃度PCBの業務委託はありません。 問 病院事業会計への一般会計繰出金が増加傾向であるが、どのように考えるか伺います。 答 一般会計からの繰出金は、平成30年度が4億2千万円、令和元年度が5億円、令和2年度が5億9千万円と年々増加傾向にあり、特に令和2年度はコロナの影響があり、国からの交付金の充当も含めて凌いだという状況にあります。経営の安定化、人件費補てん交付金の額をできるだけ抑制していくことが市の財政にとって求められることだと思います。一般会計繰出金の縮減に直結する、収益を上げること、経費をきちんと点検するということを行っていきたいと考えています。 議員報酬などの条例の一部を改正しました 12月定例会最終日に、昨今の社会経済情勢や本市の緊急財政対策の趣旨を踏まえ、議員報酬と政務活動費の条例の一部を改正する議員発議が提案され、採決の結果全会一致で原案を可決しました。  これは、議員報酬と政務活動費の減額措置を、令和4年度も引き続き行うものです。 3月 定例会開催予定 2月 ▼24日(木曜日) 本会議(開会) ▼28日(月曜日) 本会議 3月 ▼7日(月曜日) 本会議(一般質問) ▼8日(火曜日) 本会議(一般質問) ▼9日(水曜日) 本会議(一般質問) ▼10日(木曜日) 教育民生委員会 予算委員会 ▼11日(金曜日) 産業建設委員会 予算委員会 ▼14日(月曜日) 総務企画委員会 予算委員会 ▼22日(火曜日) 本会議(閉会) (注釈)日程は変更する場合があります。 編集後記  コロナ禍が一昨年より続いている中で、最近はコロナワクチンの普及や、医療従事者の皆様の献身的な取組により収束に向かっていました。  しかし、ここにきて新型コロナウイルスの変異株が猛威をふるい始めました。  銚子においても、計画されていたたくさんのイベントが中止になり市民生活にも大きな影響が出てきました。  コロナは見えないから怖い、コロナが見えるようでしたらそれを避けて生活することができます。  新型コロナウイルスの銚子における拡大防止には三密を避ける、マスクの着用、こまめに手(顔)洗い・うがいをすることなど、普段よく言われていることを市民の皆さんが守っていくことが大切です。  12月の銚子市議会の一般質問でも、多くの議員が新型コロナについての質問を行いました。これからは、ウィズコロナ時代に対応する知恵も必要かもしれません。 委員 工藤 忠男